「呪術廻戦」2-4話を観た感想

◆第2話「自分のために」


戦闘シーン、10秒間で自我を復元することに成功

拘束されている、宿儺について教えられる

規律では死刑、もしくは宿儺を食べて死刑という選択肢が提示される

病院・お見舞い・お別れ

おじいちゃんの火葬場

東京の郊外にある高校へ向かう

面接、ぬいぐるみとの戦闘、問答

自分のために戦う、自分にしかできないこと、生きざまで後悔したくないという気付き

下宿を案内される

盛岡より、女性キャラが登場するらしい


《感想》


物語の説明がぐんぐん進んでくれた。

宿儺という呪いが1000年前の人間で、腕と顔が二つあり指が20本あるという情報が出てきて
それを全て食べるという大きな目標が提示された

目標があるのはいいこと、分かりやすい。
もっと複雑で入り組んだ設定があるのかもしれないが、まだ分からなくてもいいだろう
難易度としても気が遠くなるほどでもない絶妙なラインだと思う。


学校で戦闘したときにだいぶぶっ壊しちゃったけどあれはどうなっているのだろう
呪いは見えない人には見えないから限定的な被害になるのかと1話を見た時点では思ったのだけれど
物理的な破壊はそれがそのまま被害として残るのか
だとしたらあの学校は一夜にして学業どころではない状態になって教育難民の対処に奔走しなければならなくなるわけだけど


高校入学のための面接で
おじいちゃんの遺言に縛られる状態から自分の意志で呪いに立ち向かう転換の儀式を
この早い段階でちゃんと済ませたのは偉い。

意義とか必然性を与えるのは大事だし、それを引っ張る物語だってあるけど
この作品はそこはさっさと済ませて本題をガッツリやりたいんだろうなって感じがする


それと1話では見られなかったエンディングが初お目見え
オシャレな曲もさることながら、登場人物がダンスしている作画がめちゃくちゃ上手い!
あの滑らかなダンス、上手すぎる、絵が!
このEDだけで呪術廻戦を見るモチベーションになるわ


現状で、作画、構図、展開、音楽など不快な点はなし
物語に熱中できるかどうか自分自身で懐疑的ではあるが
つまらないから見進めたくないとは思っていない。

 


◆第3話「鉄骨娘」


原宿で合流し六本木のビルへ

虎杖と女で呪いを祓いに行かされる

呪いは人口に比例してレベルが上がる、狡猾なやり方を身につける
(人質作戦)

虎杖が壁を粉砕して人質の少年を救出

呪いが逃げかけたところで女が呪いを滅する

女が呪術師になったのは青森の田舎で出会った女性が村内で差別迫害を受けたから

一件落着

2018年7月、高校1年生3名が出動、うち1名死亡


《感想》


六本木のビルで呪いを退治するという
女キャラにフォーカスが当たった回だった
(名前失念)

呪いが少年を人質にとったが、敵のスピードを上回り救出することは不可能ではなかったが
女一人では男の子を助けられなかったような話の展開だった
男の子を人質に取ったあの呪いの狙いがよく分からなかったけども

人質を奪還したあとは呪いを難なく倒した
虎杖はすでにそこそこ強いらしい

女の呪術高専入学理由も説明されたがまさに"そんなんでいいの?"という感じだった
かつて故郷で自分に親切にしてくれた女性が村民に辛く当たられたというエピソードは現実味はあるけど、呪術への直接的な繋がりになるとはピンと来なかった
ただこれ今後何かしら繋がってくるのだろうか


ラストシーンで「2018年7月 高校1年生3名が出動 うち1名死亡」という続きが気になるパートが出てきた
今3人が置かれている状況がその時の再現にならないよう頑張るぞという次回らしい

 


◆第4話「呪胎戴天」


少年院に特級の呪いが出現、生存者の確認及び救出の任務が発生

特級相手には歯が立たないので戦うなと指示される

施設内は異空間になっていた

タダシの遺体を発見

釘崎が別空間へ落とされる

特級の呪いが姿を現す

ツンツン頭を逃がして虎杖が対峙するが、左手を斬り落とされるなど圧倒される

死にたくない等、恐怖や後悔、諦観と葛藤する

二人の避難完了の合図を聞き宿儺に代わる

宿儺は"領域展開"し呪いをいとも簡単に始末、指を一本回収する

虎杖の自我が復活せず、宿儺はにたりと笑う


《感想》


強敵を相手に負けそうになり自分の運命を呪う展開になった
普通の高校生が戦いの物語に巻き込まれればあって然るべき展開だと思う
「痛い、怖い」などのモノローグを使って葛藤を分かりやすく説明していた

手や指を失っても宿儺が復活させていた
描写としては痛々しいが、これで彼はしぶとい(チートな)戦闘が今後期待できる


同じく特級にランク付けされた呪いをいとも簡単に排除した宿儺は
虎杖の自我が復活してこないのをいいことに欲望のまま行動するであろう


ツンツン頭(伏黒と書くのか)は虎杖を助ける一因となったことを自覚しており
次回おそらく宿儺と対峙するのであろう

虎杖・伏黒・五条あたりはこの宿儺との支配力の綱引きについて
責任を負っており、虎杖を生かしておく限り懸念・課題として彼らの上にのしかかり続けるのだろう


宿儺はこれで3本目の指と合流したことになった
すぐに食べるのだろうか
自由になったとしたら宿儺は何を目指すのか
宿儺の欲望・願望・意思決定の根源は何なのだろうか